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札幌を拠点に活動する劇団です。2011年1月1日結成。
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演出ノート(2) 正確な言葉

2011.10.22 09:04|演出ノート
111019_0818~01

朝に見える月ってなんだか怪しい。

おはようございます、小佐部です。
この画像じゃ見づらいですね。ぼんやり白く見えるのが月です。

おいといて。

演出をやっていると、「正確な言葉」を選ぶということが、とても大切だなと感じます。

例えば、「わかりやすい演技」という言葉があります。
登場人物が「悲しい」時に、役者がいかにも「悲しい」感じでうつむいて歯をかみしめて涙をこらえる。
これを「わかりやすい演技」と言ったりします。

僕の経験的に、この「わかりやすい演技」は面白くないと言われる傾向があります。

しかし本当に「わかりやすい演技」は面白くないのか。「全くわからない演技」よりいいじゃないか。
実はそのような演技が面白くないといわれるのは「わかりやすい」からではなく、「単に質が低い」からではないか。

つまり、役者が形だけで「悲しい感じ」を表現しようとしていることに原因があります
形だけで演技していると、結果として芯の通っていない無理のある演技になってしまうので、結果として観客に伝わらないのです。形で「悲しい」のはわかっても、直感的に悲しさが伝わってこない「わからない演技」なのです。
役者がきちんと頭と身体で納得して「悲しい感じ」を表現していたとしたら、「わかりやすい」としても面白い演技でしょう。

「わかりやすい演技」といわれているものは、実は「直感的にわかりにくい演技」であり、「無理のある演技」であり、「役者が理解していない演技」です。観客に伝わらない「ただ質の低い演技」なのです。


だから演出としては「わかりやすい演技をやめて下さい」というのではなく、「あなたの演技は直感的にわかりにくい演技です。なぜならあなたが頭と身体でこの登場人物の言動を頭と身体で理解していないからです」くらいは言わねばならないでしょう。(まあ本当はさらに、どうしたら登場人物の言動を頭と身体で理解することができるのかを教えられた方がいいでしょうが。)

ともかく、演出が役者にダメ出しするときは、正確な言葉を選んで面白くない原因を指摘できた方がよいのです。
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演出ノート(1) 臨場感

2011.03.02 22:49|演出ノート
こんばんは、小佐部です。

面白い芝居ってなんだろうかと、よく考えます。

僕は、多くの演劇には最低限のリアリティが必要だと前から思っていました。じゃあ僕が言っている「最低限のリアリティ」って一体なんだろうかと考えていたのですが、最近になってわかってきた気がします。


それは、「臨場感」です。


臨場感とは読んで字のごとく、「その場に臨んでいるかのような感じ」です。
もう少し言うと、「実際に現場に存在するかのような感覚」です。

役者が実際にその世界・環境に存在するかのような感覚。これを観客が感じることが必要なのだと思います。
そのためには、役者自身も臨場感を持つ必要があります。実際に自分がその世界・環境に存在するかのような感覚を持ちながら、他者とコミュニケーションをとり、身の回りの出来事に反応する。
役者が一生懸命役作りをするのは、この「臨場感」をもって演技をするためだと思うのです。


これからの稽古では、この「臨場感」というものを少しずつ、意識していこうと思います。
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